EXPERT TECHNIC

Draw4テスター 小川裕介

見えイカ攻略

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釣り人なら、視界にターゲットの存在が確認出来れば…もちろん放っておく訳にはいかないでしょう。
それが釣り人の性って奴ですね(笑)
今回はイカが見えている時の捕獲の手助けになるような話をします。

ここでは見えイカを確認しやすい「秋の日中サイトゲーム」と言うことで話を進めていきますが、エギをキャストして、エギが見えてくる所まで来ると後ろに「イカ着いてきてないかな?」ここからがスタートです。
まずは後ろにイカが着いてきました!
そこから捕獲しやすい条件をまとめてみると
①追尾してきたアオリイカの数が多い
②追尾した時のアオリイカのスピード
③エギとアオリイカとの距離感
④その場でのキャスト数が少ない

①は追尾の個体数が多ければ多いほど間違いなくエギに抱いてきやすい。
エギを取り合うと言う性質が働くのでしょう。

②はエギを追って来るスピードが速ければ速いほどアオリイカの活性は高い傾向がありますね。

③エギとイカでの距離感!
イカはエギを一方的に追うのではなく、近づいては離れを繰り返しますが、そのエギをシャクって落とすを繰り返す中で徐々に距離が詰まればヒットの確率が上がってきます。
(この時はエギのレンジを変える事も有効)

④はその釣り場で、キャストの回数が少なければ少ないほど、活性の高いイカがエギを追って抱きやすくなります。
やはりエギを見せすぎるとイカも少し反応が悪くなる傾向が強いです。

この4つの中で手を変え品を変えとなれば、やはりカラーやエギの号数を変える手段に移ります。
自分の場合はエギのサイズを落とすのがセオリーだと思いますが、風や波気でエギがフラフラしてると思えば号数を上げてやるのもアリかと思います。

またフリーで一気に落としたり、抱かせるレンジを変えてやると違う反応が出ることもありますね。
カラーチェンジで言えば、DRAW4カラーにある「トリックカラー」に変えてやる。
このパターンで僕自身ビックリするほどイカを釣ったり、更にイカを追加した経験もあるのでこれは是非ともやってみてほしいと思います。

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これは僕自身のとある例外の話です。
某エギングのトーナメントで上位入賞に繋がったサイトフィッシング術なのですが、磯場の大規模なスリットに、数十匹のアオリイカの溜まり場を見つけました。
こうなると、この中のイカを釣るのは簡単なのですが、そのトーナメントのルールは「キーパー制限無しの総重量」だったのでいかにアオリイカを数持ち込めるかが重要。
そこで考えたのがまず、見えてるイカにエギを追わせて分離させる方法です。
当時はスリットの規模からイカの軍団を3分割してやり(分離の距離感をしっかり取れればgood)、それから潮が動いていれば分離させているイカの軍団の潮下から釣っていきました。
(潮下から釣る理由は、吐かれた墨を潮上にいるイカへ極力見せないようにするため)
キモとなるのは分離させる時、出来る限り少ないキャスト数で分離させる事。
また、なるべく身を伏せてやることも重要。
このやり方で同じスポットから良型混じりの4、5杯捕ることができました。
見えた状況からそのままの展開で釣りに入ると、吐く墨の影響で絶対に数は捕れないと思うので。
秋シーズンには、竿抜けポイントでこんな場面に遭遇した時は、是非試して見てください。

僕のエギングのサイトフィッシングの話はとりあえずこれぐらいで。
見えてるイカを1杯でも 多く釣ることが出来ればもちろん嬉しいですし、お土産増えたり、釣ったイカをお裾分け出来る分まで出来たり(笑)
抱かした時の「やったった感」皆さんそれをたくさん感じてみてはどうでしょうか。

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2015.06.08 08:25
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