EXPERT TECHNIC

Draw4フィールドモニター 笠松仁

ナイトエギングのススメ

__ 4

 

はじめまして。

Draw4フィールドモニター”JINちゃん”こと笠松仁です。

今回テーマとして挙げている『ナイトエギングのススメ』について、
自身の経験から得たナイトエギング理論について書きたいと思います。

フィールドについて…
私が普段釣行している和歌山県南紀は黒潮の影響を色濃く受けるフィールドであり、
一年を通して水温が14℃を下回ることが殆ど無く、
ショアからのエギングが年中楽しめ、
エギングの聖地と言っても過言ではありません。
春は産卵に絡む大型の春イカ、
夏は春イカの残党とも言われる夏イカ、
秋は新子~中型の秋イカの数釣り、
冬~春にかけての大型や赤系モンスターが狙え、
それぞれのシーズンや水温に応じてエリアやポイントを変え釣行しています。

IMG_0010

さて、本題に…
皆さんご存知かと思われますが「アオリイカ」は夜行性。
日中フィッシュイーターから身を守るため深場や物陰に隠れ身を潜めていた個体は光量が少なくなる夕まづめを境に活発に沿岸を回遊し始めます。
アオリイカは何らかの「変化(ストラクチャー)に潜む生物」と捉え、
その変化に対して重点的にアプローチしていくことで、
変化に対して回遊のあるアオリイカとのコンタクト確率を上げていくというのが、
経験の中で培われた自身のナイトエギングのスタンスとなります。

まず、私のタックルセッティングについて…
ロッド:8ft前後
リール:2500番
PEライン:0.5~0.6号(200m)サスペンド
リーダー:ザイト磯フロロ2~2.5号(1~1.5ヒロ)
スナップ:耐力エギスナップ(S~L)
ライン結束:FGノット
ドラグセッティング:強くシャクってもラインが出るか出ないか程度のセッティング
シーズン問わずこの範囲内でのタックルセッティングになります。

IMG_0014

ここからは、ナイトエギングにおける「アオリイカとのコンタクト確率を上げる」という部分にスポットを当て解説していきたいと思います。

1.『水温とポイント』
2.『変化を釣る』
3.『イメージと真実』
4.『不自然は脅威』
5.番外編『釣り場でのマナー』
■1.「水温とポイント」について…
和歌山県において、県南部を除きアオリイカは年中同じポイントで釣れ続けることはほぼない。
水温20℃以上での水温の変化については活性にあまり影響を受け難い。
水温20℃以下での急激な水温の変化はマイナス要因。
水温が15℃を下回ると自身の経験上は釣れないことはないが活性の低いケースが多い。
漁師さんの話によると、釣れない、釣れ難いと言われています。
遊泳力のある個体は水温の変化を敏感に捉え、居心地の良い海域へと移動します。
こういった低水温期で重要なのは「水温の安定」です。
水温が14、15℃まで落ち込んだとしても同じ状態で2~3日キープすれば釣果も上向きになってきます。
特に冬~春にかけての南紀でのナイトエギングで押さえおきたいポイントの一つとなります。
秋口の高水温期の高活性なアオリイカは比較的イージーに釣れます。
冬場の低水温期に入ると、サイズは上がってきますが接岸する個体数も減ってきます。
この時期の急激な水温の変化は接岸や活性といった面でマイナス要因となり、低活性を想定したアプローチも必要不可欠となってくる。
必然的にアオリイカとのコンタクト確率が下がるなか、コンタクト確率を上げるといった部分で水温の動きを確認してのポイント選びが重要となってきます。
水温、潮通しのよさ、ベイトの有無を考慮しポイント選びしていくことがアオリイカへの近道となっていくことでしょう。

10

■2.『変化を釣る』について…
ナイトエギングを思い浮かべてみて下さい。「変化」と聞いてどのようなものが思い当たるでしょうか?

◎大きく2パターン
・月夜、闇夜

◎ポイントにおける環境的要因
・地形の変化
・潮の変化
・水温の変化

一際目立つ大きな目。視覚によって多くの情報を得ているアオリイカ。
月夜、月明かりはアドバンテージを与えてくれます。
月明かりにに照らされたエギはシルエットをハッキリと出し、アピールといった部分でアオリイカに存在を示してくれます。
対象的に、闇夜。
月夜の解説からみると「釣れ難い。釣れない。」と判断される方もおられると思いますが、釣れます。
私は、月の有無はあくまで+αの部分と捉えています。
冒頭でも述べましたが「変化(ストラクチャー)に潜む生物」と認識することが大切です。
ストラクチャーが絡むということがコンタクト確率を上げるといった部分で重要となってきます。
地形の変化(沈み根、駆け上がり等)が有りかつ、潮流の変化(流れの変化、ヨレ、潮の壁)を重点的に釣っているから。
そして、水温の変化による活性に応じたアプローチを行っていくことが私のポリシーとなります。
私はいわゆる縦の釣り。
広角にキャストしサーチしていき、潮流の変化を感じる部分に対し3.5号を基調に、
出来るだけ長く見せることのできるエギサイズ(3号・3.5号・3.5DEEP)でアプローチしていきます。
(潮の流れによってはディープエリアにおいても3号も使用。)
潮に馴染むエギサイズといった方が分かり易いかもしれない。
「エギサイズ=イカのサイズ」という考えはない。
常に変わりゆく海況であり、全く同じ状況は存在しないという考えのもと、
フォールカウントは表層付近の高活性の個体を上から釣っていくケース以外では取りません。
何より水中で起こる変化に重きを置き、毎投変化を探し変化に対し重点的にアプローチを繰り返していきます。

7

■3.『イメージと真実』について…
エギングを始めた頃は、釣れたり…釣れなかったり…釣れなかったり…と釣果にかなりムラがあった。
ヤメ時も分からず、ただがむしゃらに…何も考えずひたすらがむしゃらにシャクってました…。
水中をイメージするようになってから格段に釣果が伸びた。
その昔、グレ(メジナ)釣りをしていた頃とリンクし、潮の流れや変化を意識するようになり更に釣果も伸びるとともにボウズが無くなっていった。
ナイトエギングにおいて重要となってくるのが「feel(感じる)」ということ。
ナイトでは視覚という感覚が失われます。
エギ、リーダー、PEライン、ロッドを通じ真の情報を得ていくことで自ずと攻め所が見えてきます。
ここで大きな力を発揮してくれるのがDraw4。
潮受け良く、水中探知能力に優れ、4つの性能を活かし様々なアプローチができます。
よりリアルな情報を得ていく中で排除したいのが風。
タックルデータにも記載している通り、
できるだけ風の影響を受けず、正確な情報を手元で感じたいので、モンスターシーズンでもPEラインは0.5、0.6号。
製法技術の向上によりPEラインは一昔前と比較し、しなやかで強くなり、ロッドを軸に直線でのやりとりとなるアオリイカでラインブレイクした経験はありません。
ただ、些細なトラブルがラインブレイクへと繋がるので、小まめにラインチェックは行なっています。
このように、イメージをもって事実に向き合っていくことで「答え合わせ」をしているようにエギングが更に楽しくなっていった。

 

■4.『不自然は脅威』について…

アオリイカ獰猛に捕食する反面、成長とともに警戒心も増します。
原因と思われるのは、やはりあの大きな目玉。
物事を見て行動に移しているということ。
視方向は触手側に斜め下45度方向を見ているとも言われています。
シャクる(誘い)といった過程は、人それぞれ色んなスタイルがあって良いと思う。
あくまで、その行為は誘いであるから。
大事なのは「間(抱かせの間)」です。
フォールに集中しエギに不自然な動きを与えないよう心がけることも、
アオリイカとのコンタクト確率を上げるといった面で重要なファクターとなります。
ナイトエギングにおいてヘッドライトは必需品。
しかし、海面を照らすことは自爆行為。
不必要な警戒心を抱かせ、しばらくの間ポイントを潰してしまうことにもなりますので注意しましょう。

■5.番外編『釣り場でのマナー』について…
近年問題となりつつあるのが「マナー問題」であります。
情報化社会、安易に釣果情報が飛び交うこのご時世。
釣り場でのトラブルも耳にします。
夜間、釣り場での挨拶はできる限り行うようにしています。

・ポイントでの対人マナー
暗闇で顔がささないからといい無言ですぐ側でキャストを始めるアングラーさん、
印象も良くない上にトラブルの原因ともなり得ます。
潮の流れ方によっては左右に流す場合もあるので、
先行者に確認するか、先行者の釣りの邪魔とならない距離を置く。
ヘッドライトで相手の顔に照射し話しての話しかけや、むやみに海面に照射しないようにする。

・近隣住民に対する迷惑行為
駐車問題や騒音など、現地住人の迷惑を考え配慮する。

・ゴミ問題
自身で出したゴミは必ず持ち帰り処分しましょう。

・安全装備(救命具の着用)
落水し遭難や行方不明ともなれば多大な人々に迷惑をかけることとなります。
釣りのし易さやメリットを求め少しでも前へ少しでも水際へと足を進めたくなるのが釣り人の性、
一歩前に進むことのリスクを十分に考え選択する必要がある。
「釣りは趣味」という範疇のもと、家族や身の回りの方に対するマナーとして救命具を着用していただきたい。

気持ちよく釣りを楽しむ、釣り場を守るという面からも心に留めていただきたいと思います。

■まとめ…

今回、私的『ナイトエギングのススメ』ということで、「アオリイカとのコンタクト確率を上げる」という部分にスポットを当て解説してきました。
ナイトエギングにおいて、視覚という感覚が奪われてしまうなか「feel(感じる)」は重要なファクターである。
感度がよいとされるタックルを使用したとしても、それはあくまでタックル自身の感度。
アングラー自身が「感じる・感じ取ろうとする」ことでタックルの感度とあいまって感知度として様々な情報を得ることができる。
得られた情報を整理することで、攻め時・攻め所、はたまたはヤメ時までも見えてくる。
その過程の中でDraw4が果たしてくれている役割は大きい。
好条件・高活性の個体はイージーに釣れます。
様々な環境的要因から、釣行日=好条件となることはそう多くないでしょう。
そのような状況下においてアオリイカに出逢いたいのであれば、少しでも確率の高い条件に対してアプローチすることが必須となります。

実践されていない方、必ず釣果は上がります。ぜひ試してみて下さい。

6

 

2015.04.17 11:12
back
index

ページトップに戻る