EXPERT TECHNIC

Draw4テスター 小川裕介

赤系モンスター

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「赤系モンスター」…エギングのターゲットにおいて1つの終着点と言いますか、誰もが1度は釣り上げ手に取りたい!と思うエギング最高峰のターゲットです。
基本的に赤系と呼ばれるアオリイカは南方系に生息しており、水温が暖かい黒潮の影響をダイレクトに受ける所で釣れます。
胴長が長く、とにかく赤い。
非常に惚れ惚れするカッコいいアオリイカです。
南方に生息する赤系なのですが、一つ例外で本州の陸からでも上がる事があります。
それが私のホーム和歌山の南紀エリアです。
和歌山、紀伊半島最南端に位置する串本町。
ここは太平洋に大きく突き出ている所でそこに黒潮がかすめるように流れる。
その暖かい潮に乗って赤系アオリイカが南紀の沿岸部へ回遊してくる。
黒潮の恩恵を受ける紀伊半島の南紀は特別な海域で恵まれた場所だと思う。

と、ここまで淡々と説明しますが、この赤系アオリイカを釣り上げるのが非常に難しい。
この「難しい」と言うのはエギングのテクニックと言う物ではなく、圧倒的に「個体が少ない」と言う事と、もう一つは複数の「条件」が揃わなければ出会う事ができないと言う事。

その赤系アオリイカを狙うに重要な条件なのですが、一つ目が「黒潮の接岸」。
この黒潮が接岸したタイミングで回遊してくると言った感じです。

条件の2つ目が「ポイント選択」になります。
これはざっくり分けると和歌山の串本町とすさみ町であると私は思う。
これは自分の経験やSHACRAZYの仲間達との情報を基づき話を進めますが、この串本やすさみはたくさんの地磯がずらりと並ぶものの、赤系モンスターがあがるのはほんの一握りの場所であると言う事。
その一握りと言う場所の共通点は黒潮が接岸した潮の影響をもろに受ける所。
すなわち外洋に面した所です。
黒潮が潮岬に差し込んで串本エリアでは下り潮と言う東方向へ流れる潮、すさみエリアでは潮岬に当たった黒潮が分岐流となり北へ上がるように流れるので、串本では下り潮、すさみでは上り潮の時が赤系を狙うに良い条件となります。

そして三つ目が「水温の安定」。
紀伊半島の南紀エリアで赤系モンスターが上げるのは例年12月末~3月いっぱいまで。
となるとこの寒の時期は水温も低くなる時期ですが、そこは黒潮の影響を受ける南紀エリアなので問題なし。
ただ、黒潮の影響を受けるとは言え黒潮は蛇行して流れているため絶えず接岸と離岸を繰り返します。
その接岸のタイミングを読むのが難しく、また接岸してもすぐ離れたりする事もあるので、
そう簡単には安定した日が続きません。
ただこの安定したタイミングで釣行出来れば、赤系がでなくても一般的な白系のアオリイカも十分良く釣れるタイミングになるのでこの条件は絶対に外せません。
ちなみに安定の日は3日以上続けばベスト。

他にも条件的な要素がベイトフィッシュ、ポイントに多数点在するシモリ(沈み根)シャローとディープの隣接したブレイク、天候は多少の波っ気、などの要素が絡んで来るとなお良いと思われます。
また赤系と白系の見極めなのですが、結構勘違いしてる方が多く見られます。

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確かに判別が難しいですが、赤系はとにかく赤く重量のわりに胴長があるのが特徴です。
ただ、赤系アオリイカの生態はまだまだ未知数で謎が多い。
また何かしら赤系モンスターに近づく一つのヒントを探していくのも面白いかもしれません。

さて、対赤系モンスターなのですが。。。まずはナイトゲームが主になり、場所が外洋に面したポイントがメインになるので必然的に潮通しも良い。

そんなナイトゲームに潮の良くキレる場所になると100%感覚の釣りになります。

そうなるとエギは海中の情報全てを得て私たちに伝える役目を果たすわけなのですが、DRAW4のクセの無い引き重り感が海中の状況をしっかり捕らえ、それを伝えてくれるので私に有利な展開を作ってくれます。
この潮噛みの良さが私は大好きでフォールのどっしりした安定にも繋がる訳です。
赤系モンスターや回遊系のアオリイカは捕食で入って来た奴らなので、「バシッ! 」とエギを安定させた姿勢で確実に抱かしてやることが重要です。

基本的には3.5号ノーマルがメインですが、エギをしっかり落とせられない時や、
潮が真横に流れる時などはディープタイプでカバーします。
また現在開発が進んでいる4号が出ると、更に幅が広がって面白くなりそうな予感ですね。

とこんな感じで私なりに簡潔に赤系アオリイカ攻略を説明しましたが、とにかく貴重な個体となるので思い出の一杯を釣っていただければと思います。
また赤系ハンティングも命あってのもの。
安全面には十分に気を付けてなるべく単独行動は避けて下さい。
またライフジャケットや足元回りの装備も確実に行い、緊急の連絡先(118)も頭に入れておくと安心ですね。
それでは極寒の夜の海で、熱くなるようなエギングを楽しんでください!

2015.04.17 13:35
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